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じめじめした平日の夜に冷酒を

雨雲と地と陽炎

君が想像する「弟子」と、一般的に感じている「作家」は、もしかしたらまるっきり違うのかもしれない。そうやって考えると、なんだか不思議だね。

無我夢中で踊る友達とアスファルトの匂い
同僚が最近フカセ釣りに近所のよく行く場所に出向いたらしいが、ちょっとしか釣れなかったらしい。
餌取りがうんざりするほどいて、チヌ釣りがやりにくかったらしい。
ですがイノコの40cm近くがあげれたらしいから、いいなと思う。
昔、いただいて刺身で食したがめちゃめちゃ脂がのっていておいしかった。
大物でおいしい魚が釣れたと知ったら楽しみでしょうがないが、すぐには行けないので今度だ。

控え目に口笛を吹くあの人とよく冷えたビール
山梨県甲府市は果物の郷と言われているほどフルーツの栽培が行われている。
日本でもなかなか無い海に面していない県で八ヶ岳などの山に囲まれている。
そのために、漁もできなければ米の栽培もまったく盛んではない。
なので、現在の山梨県をまとめていた柳沢吉保が、フルーツ栽培を推進したのだ。
他県に負けない優れた名産が欲しかったのだろう。
大きな盆地の、水はけの良さと、山国ならではの昼夜の気温の差は甘い果物を生産する。
目を閉じて踊る友人と公園の噴水
六本木のクラブの女性を見ると、素晴らしいと思う。
それは、キメキメのルックス、会話の技術、そのための努力。
お客に完璧に勘違いをしてもらわないで、仕事だと思わせつつ、常連になってもらう。
たまには、もしかするとこのお姉さん、自分に気があるのかな?など気にしてもらう。
このバランスのとり方が、どの職業よりも、絶妙だ。
一番は、私はナンバーワンのホステスの収入が非常に聞いてみたい。

熱中してダンスする母さんと月夜
江國香織の小説に出てくる女性は、陰と陽を持っていると思う。
不倫を肯定化する。
だけど、本当に愛しているのは旦那様だけのたった一人。
そんな女の人たちが多いような気がしませんか。
不貞行為を陰だと置くと、本命は陽。
たまに別人が入ったように陰が現れる。
旦那意外との恋愛に関する善悪の区別は無視して、登場する主人公をしっかりみつめる。
自分の中にもう一つの恋愛観や新たな価値観が現れることもありえる。
勢いでダンスする友人と飛行機雲
5年前、はたちの時、友人と3人で飛行機でソウルに買い物に向かった。
未経験の韓国旅行で、ロッテホテルに1泊2日の滞在だった。
繁華街を随分見て、充実させていたけど、その後道に迷ってしまった。
日本語は、当然通じないし、韓国語も全く通じない。
困っていると、韓国人のお兄さんが、流暢な日本語で戻る方法を教えてくれた。
学生時代に福岡に留学して日本文化の習得をしたらしい。
そのことから、無事、楽しい旅をすることができた。
最終日、タクシー乗り場で道を説明してくれたその人に縁があって出くわした。
「またおいで」と言ってくれたので、嬉しくてここが印象的な国になった。
いつも連休は韓国への旅が恒例だ。

陽気に吠える彼とぬるいビール
今季は、海に行っていないが、行けたらとっても行きたい。
まだ、自分の子供が2歳なので、砂浜でちょっと遊ぶぐらいなのだけれど、絶対笑ってくれると思う。
しかしながら、子供は、パンパースをつけているので、他の遊んでいる人の事を考えたら海水に入れないのがいいかもしれない。
オムツのプール用もあることはあるが、ちょっとした問題に発展しているらしいので。
陽気に吠える家族と花粉症
少年は夜中の三時に目覚めてしまった。
夏休みが始まって10日ほど過ぎた頃だった。
暑さのあまり目が覚めてしまったのだ。
扇風機は室内のぬるい空気を撹拌しているだけで、全然涼しくない。

寝れないし、お腹も空いたので、少年は大好きなカレーを作ろうと思った。
冷蔵庫の中を確認し、肉と野菜を取り出し、炒めたり煮込んだりした。
空が白んできた頃、台所からは、スパイシーなカレーの香りがしていた。

ぽかぽかした水曜の午後は読書を
物語を読むのは大好きだけど、全ての本に関して好きなはずはない。
江國香織さんの文章にとても魅力を感じる。
もう長いこと同じ小説を読み進めている状態だ。
主人公の梨果は、8年同棲した恋人の健吾と別れてしまうが、その原因である華子と一緒に住むようになるという少々変わった話だ。
ラストは衝撃的で大胆な形だが最後まで読んだうえで振り返ると「確かに、この終わり方はありえるかもしれないな」という感じがする。
との上、言葉選びや登場させるミュージックや、物など、センスが良い。
主人公がミリンダを飲むと、読者も飲みたくなるように書かれているし、べリンダ・カーライルや古内東子といった音楽が出れば私もCDをかけてしまう。
ワードのチョイスの仕方が優秀なのだろう。
また、悲しい美しさだと思った、という文章がどこから浮かんでくるのだろう。
こういった表現力に虜にされて、夜に何回も同じ江國香織の本を読んでしまう。
お気に入りの作家さんの小説との夜遅くのこの時間が夜更かしの原因なのだろう。
怒って熱弁するあいつと公園の噴水
仕事で必要な竹を多すぎるほど拝領するようになり、感謝しているのだが、しかし、混雑している竹がいやでどんどん運び出してほしがっている土地管理者は、こちらの必要量より大きい竹を取って運び帰らせようとしてくるので面倒だ。
たくさん持って戻っても捨てることになるのだが、太い竹が邪魔でしょうがないらしく、運んで行ってくれと強く請われる。
こちらサイドもいるものをタダでもらっているので、強く言われたらしょうがないので、あまりは処分するしかない。

自信を持って踊る彼女と紅葉の山
「夕飯はカレーよ。」
少年はお母さんのその発言を耳にした途端、思わず「ヤッター!」と叫んだ。
少年は小学校から帰宅して、リビングでテレビを見ているところだった。
今日は西日が強い。
網戸の窓では風鈴がときおり鳴っていた。
テレビでは、昔のなつかしアニメを放映していた。
今日は「一休さん」だ。
こんなにも聡明な少年が今いたら、学校のテストは満点取るだろうな、と少年は思っていた。
だけど、お鍋からカレーのいい香りが居間まで漂ってきた時、少年は一休さんのことなんて思考から消えていた。

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