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雨が上がった火曜の夜明けに座ったままで

雨雲と地と陽炎

街角インタビューとかで、「食欲」について聞かれたら、アナタはなんて言う?「スープカレー」は、人それぞれで印象が違うなのかもしれない。

勢いで体操する子供と横殴りの雪
最近、小説をぜんぜん読まなくなった。
学生の頃は、毎日読んでいたけれど、このごろ、仕事が忙しいし、時間をつくりにくい。
時間があったとしても、ゆったりと小説をじっくり読むという気持ちになかなかなれないので、見ていたとしても楽しく感じにくい。
ただ、ものすごく楽しめる小説に10年ぶりに出会いたい。
村上春樹さんや村上龍さんの小説がものすごく好きなので、お二人が新人賞をとった群像文学新人賞が私の好みのものがあるかと思って読んでみることが多いが、二人のようにがつんとくるものはなかなかない。
それでも、次の世代の輝いている新人小説家がいないかと気になるからまた読んでみたい。
しかし、純文学なのだからと無理に難しい言葉を並べているけれど中身が伝わりにくいものも多いからさびしい。

湿気の多い水曜の夕方は料理を
20歳の時、株の取引に関心をもっていて、購入しようかとおもったことがあるのだけれども、しかし、たいしたお金ももっていないので、買うことが出来る銘柄は限られていたから、あんまり魅力的ではなかった。
デイトレードに関心があったのだけれども、しかし、一生懸命稼いでためた貯金が簡単になくなるのも怖くて、購入できなかった。
証券会社に口座は開設して、資金も入れて、ボタン一つ押すだけで購入できるように準備したけれど、怖くて買えなかった。
頑張って、働いて稼いだ貯金だから、いくら人から見たら少なくてもでも少なくなるのは怖い。
でも一回くらいは買ってみたい。
どんよりした日曜の午後は座ったままで
太宰の人間失格を全部読み終わって、葉ちゃんの想いも分かるな〜と感じた。
彼は生きていくうえで誰だって抱えている部分を、多く抱えている。
それを、自分自身に秘めないで、ビールだったり女だったりで、解消する。
物語の終盤で、行きつけのバーのマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と話す。
その部分で、主人公の葉ちゃんは要領が悪いんだと、本当に可哀そうに思ってしまう。

気どりながら大声を出すあなたと草原
鹿児島に居住してみて、墓所にいつも、菊をしている方が多いことに面食らった。
少しお歳の奥さんは、日ごとに、霊前にお花をやっていないと、近隣の主婦の目が懸念だそうだ。
毎日、お花をあげるから、毎月の切り花代も大変ばかにならないらしい。
日ごとに、隣近所の年配の奥さんは霊前に集まって献花をあげながら、歓談もしていて、墓の悪い空気はなく、あたかも、騒がしい児童公園のように陽気な雰囲気だ。
自信を持って口笛を吹く妹と穴のあいた靴下
とあるいつもと違うような内容の業務がやってきたとき「なんとかなる」などと思っていた新人の頃。
その時、私たちプロジェクトメンバーのみんなが「過ぎちゃえば割と簡単なことだよ」などと不真面目にとらえていた。
見かねた指導専門の女性が発したセリフが心に残っている。
「成功に向かって努力をして毎日を費やしたからこそ、過ぎてしまえばなんてことなかっただけ。
それ故に、この状況のように甘くとらえていて、運よく業務が単純だったという意味ではありません。
終わってしまえばなんてことないと言う本当の意味は、真逆です。
以前からじゅうぶん勉強し準備をしたからこそ、力が有り余って、事がスムーズに進んだと言う事実を言っています。
真剣に本気になれましたか?
なめてないで真剣に取り組んでください。」
という事。
その後、みんな必死に勉強しじゅうぶん仕事をすることができた。

そよ風の吹く祝日の夕暮れにお菓子作り
友人の彼氏が会社で梅干しを売っているとの事。
都内に本社があり、香港にショップもでき、関西の方にファクトリーがある。
全国に定期的に、数人で組んだメンバーで訪問販売をするらしい。
夜中、梅干しの雑学を聞くと、食べたくなった。
「梅干し食べたい」など言ったら、いただいたものがあると言いながら出してくれた。
ここで食べたこの梅干しが、これまでで一番美味しかった。
ここで、早速はちみつ梅をオーダーしてしまった。
無我夢中で自転車をこぐ友達と履きつぶした靴
今考えると、小学校入学から、高校卒業まで、ほとんど学ぶという事をしてこなかった。
クラスメイトが集中して取り組んでいても、私は指示された事を仕方なく行うといった感じだったと思う。
だけど、大学に入ってから自分の学びたい分野の勉強が始まると、内容がどばっと入ってくるようになった。
その後、就職をして、見習いを過ぎて実際の業務を任されると、次は好き嫌い関係なく、勉強せざるを得なくなった。
楽しくないなんて考える暇もなく、なにがあっても学ぶ日々が続いた。
学習続きのライフスタイルをしばらくすると、今度は学生時代に怠った学習をまたしたいと考えるようになった。
今では、同じように思っている人が当時のクラスメイトにたくさんいる。

自信を持って大声を出す彼とあられ雲
ある夏の昼過ぎ。
少年は空き地で、アリの行列が虫の死骸を運んでいるところを注意深く観察していた。
蟻たちはがんばって動き回っているのだけど、虫の死骸一つでこんなにも大量の蟻がいたって、無駄なんじゃないかと、少年は不思議に思った。
少年は、蟻たちが運んでいる虫の死骸を指ではじいたらどうなるかな、という欲求にかられた。
でも、今日はじっくりと黙って観察し続けることに決めた。
真夏だったので、少年の汗が頬を伝い、ポタポタと地面に落ちた。
息もつかさず大声を出す父さんと花粉症
お盆でも家元から別れて住んでいるとたまにしか気づくことがないが、最小限、お供え物くらいはと思い故郷へ買って送った。
生家に居たら、香をつかみ祖霊の出迎えにおもむいて、盆の終わりに送りに行くのだが、離れて定住しているので、そういうふうにすることもない。
近所の方は、香を手にして墓所に行っている。
そうしたありさまが視認できる。
常日頃よりお墓の近くには多数の車が路駐されていて、お参りの人もとてもたくさん視野にはいってくる。

風の強い水曜の夜にカクテルを
子供がマルモダンスをまねしている。
私と妻は教えていないけれど、2歳なのに頑張ってまねしている。
映像でマルモダンスの音が流れると、録画映像を見るとだだをこねて泣いてしまう。
保存した映像をつけてあげると止まることなくずっと休むことなく見続けている。
父親からみて、映像を見てばかりよりは絵本を見たり、おもちゃなどで体を使って遊んだりしているほうがいいのだけれど、忙しい時はテレビなどにたよってしまう。
少しでも、遊んであげたり、本を読んであげたりしようと思う考えている。
大きくなったら絶対に離れていくものだから、今のうちにいっしょに遊んでおくのも自分の為でもある。

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